【術後23日目】虫退治してもらう。

TVを見ていたら
……ぷーん……
虫の羽音。。。

動けない私……
虫は超苦手……

それは大きさ１cmほどの大きめの蚊に似た虫でした。

やばい！退治できない！！

私はナースコールを押すや否や
布団を頭までかぶって
看護婦さんの到着を待ちました。。。

すぐに看護婦さんが部屋に来て、
「え？」
布団をかぶっている私に驚いている様子(笑)

私は布団の中から
「すみません、虫が飛んでて……」
と忙しい看護婦さんに向かって
バカみたいなコメント……

心の中で「本当にごめんなさい、ごめんなさい」
いくらなんでも怒られるかな〜。
でも、動けない体で飛んでくる虫と格闘するなんて無理！
布団の中、暗闇で葛藤していると、

看護婦「あ！いた！」
　私　「え？」
看護婦「まだ布団かぶってて下さい！」
　私　「はい」
看護婦「あっ！！」
　私　「やっつけました？」
看護婦「……」
　私　「……」ドキドキ
看護婦「やりました！！出てきて大丈夫ですよ！」

ティッシュを握りしめ
微笑んでいる看護婦さん。
……ありがとう！守ってくれて！！

看護婦さんだってもちろん人間だから、
人によっては落とした物を拾って欲しいと頼んだだけで
「はぁ〜」とうんざりとしたため息を漏らす人もいます。
でも、今回の虫退治してくれた看護婦さんのような、
白衣の天使も、確かに存在するんです！

丁重にお礼を言うと、
「また出たらいつでも呼んでね☆」
と微笑む天使。
ありがとーーー！
あの看護婦さん好きだーーー！

入院中でも心温まる出来事（？）って
たまにあるんですよね。傷つくこともあるし。
病床にある身に、優しさって沁みます。。。
親身になってくれるドクターやナースって
病院の宝だ！と思う。←だれ目線？(笑)


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